マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州共和党)は、ウクライナ、イスラエル、台湾への資金提供に関する個別の法案を下院本会議に提出する予定だ。上院が今年初めに可決した950億ドルの対外援助パッケージをめぐる1カ月に及ぶ膠着状態を打破するのが狙いだ。ジョンソン下院議長は下院共和党議員の非公開会議で、法案の詳細を同僚議員らに説明した。イランによる攻撃を受けたイスラエルの再軍備を支援する法案を可決し、長らく停滞しているウクライナへの追加資金提供の公約を果たすよう強い圧力に直面している。ジョンソン下院議長はまた、差し押さえたロシアの資産をキエフへの支援金の支払いに充てる提案を含む4つ目の法案も計画している。4つ目の法案には、米国でのTikTokの売却または禁止を強制する下院法案も含まれている。会議を退席した共和党議員によると、この法案には移民に関する条項はないという。ジョンソン下院議長は、4つの法案が可決された場合、上院に別々に送付されるか、一括して送付されるかは決めていないと述べた。ウクライナは、この一括支援で484億3000万ドルを受け取ることになる。